紅茶の入れ方や様々な紅茶の疑問について
今回の記事は群馬高専 Advent Calendar 2021 8日目です。
紅茶好きの私ができる限りわかりやすく紅茶について書いていきたいと思います。
もし紅茶に淹れ方がわからない方や紅茶をより一層美味しく飲みたい方は、色々まとめてみたのでぜひみていください。
1. 紅茶初心者に向けて
紅茶って聞くと、英国紳士の人たちが優雅に飲んでいるイメージで、近寄り難い印象を持つ方がいるかも知れません。また、日本では紅茶よりもコーヒーの方が浸透していて、よく飲まれていますからより紅茶について関わる方が少ないと思います。ですので、この機会に紅茶を飲んだことがない方はどんな方法でもいいので紅茶に触れてほしいです。実際、紅茶はティーバッグで簡単に入れることができますし、スーパーに売っている紅茶などを買って飲んでみてください。もし、スーパー以外で買ってみようかなと思っている方は、ルピシアやロンネフェルトなどのお店や紅茶専門店のティーバッグを買ってみてください。スーパーに売っている紅茶より、香りや味が全く異なるのでおすすめです。
この後は、少し紅茶について興味を持ち、自分で入れたみたいと思っている方やティーバッグで美味しく入れたい方などに軽く必要な道具や入れるコツなどを書いていきます。最後の方で、茶葉の選び方も書いてみたのでティーバッグで何を買えばいいのかわからない方も見ていただければ幸いです。
2.紅茶を淹れるのに必要な道具
ここでは、まだ紅茶について全くわからない方に軽く紅茶に必要な道具について説明していきます。
大まかに必要なものは、ティーポット、計量器、茶漉し、時計、ティースプーンです。
ティーポットは形状が丸く、ガラス製のものを選んであげましょう。計量器は0.1[g]単位で量れるものを選んでください。自分のおすすめは計量器に時間が計れる機能がついてるものです。わざわざ、紅茶を淹れるためにスマホや砂時計などを取り出す必要がなく、お湯の量を量る際に計量器に乗せてタイマーを始めれば、必要な道具が少なくすみます。茶越しは元々ティーポットについているのでも十分です。もし、本格的に入れたいと考える方はこういった茶越しを購入してみてください。
ティースプーンは茶葉をとるのに使うのと、紅茶を淹れるときに紅茶全体の濃さを一定にするのに使うので、正直普通のスプーンでいいです。
あったらいいものとしては、ティーコージーとかでしょうか。ティーコージーは紅茶を蒸している間、お湯が冷めないようにカバーをつけてあげる物なんですが、まあなくてもいいです。また、勉強や仕事している間に紅茶が冷えないようにしたいと思う方はティーウォーマがあると便利かも知れません。ティーウォーマはアップルティーをつくる時にも使えたりするから紅茶の淹れ方に幅ができて楽しめるかもです。
3. 紅茶をおいしく入れるルーティーン
実は紅茶には美味しく入れるルーティーンがあります。その名も、”ゴールデンルール”。もしかしたら、聞いたことがある人は多いかも。ゴールデンルールは紅茶を美味しくいただくためには結構大事になっていくのでよく覚えていってください。
ゴールデンルールには5つあります。
- 新鮮な茶葉を使う
- 茶葉の量はしっかり量る
- 熱々のお湯を使う
- カップポットは温めてから使う
- 蒸らす時間を計る
この5つをしっかり守ってもらえば、誰でも美味しく紅茶をいただくことができます。
簡単に紅茶を淹れる手順を書いておきます。分量を量った紅茶を湯通しをしたティーポットに入れ3分蒸らします。蒸らしている間にもう一方のポットとカップに湯通しをしておきましょう。3分たったら、ポットの中をスプーンで軽く上下に2回くらい動かします。そしたら、茶越しで漉しながら湯通ししてあるポットに入れて完成です。このとき、茶葉はできるだけ茶越しに入るように入れてください。
4. 紅茶が渋くなる理由
紅茶が渋くなるのは、蒸らす時間が長いからかもしれません。紅茶には時間によって抽出される成分が異なります。一般的な紅茶だと、蒸らす時間が3分を越したあたりから苦味成分のカテキン(タンニンの一種)が抽出されます多く抽出されます。しかし、茶葉が細かい場合や使用している茶葉が渋いのを選んでいる場合は苦味成分が出やすいので蒸らす時間をいつもより短くしてみると渋くない紅茶をいただけると思います。
渋くない紅茶が飲みたい場合は、ダージリン、セイロン、キームンあたりを選んでみるといいかも知れません。
5. 紅茶が薄く(濃く)なる理由
紅茶の濃さが日によって変わる方はもしかしたら、茶葉の量がしっかり量れていないからかも知れません。紅茶を美味しく入れるためのルーティーンでもお話ししたように、紅茶を美味しく入れるためには茶葉の量をしっかり量る必要があります。基本的に1人分200ccで3[g]、2人分300ccで4[g]になっています。ここで重要なのが、一人増えるごとに茶葉の量を倍にしてはいけないということです。例えば4人分入れるには2人分で4[g]だから、4人分は8[g]かなと思ってしまいがちですが、実際は6[g]です。もし8[g]で入れてしまうと、6人分の量の茶葉を4人分で入れているわけですから、明らかに濃くなってしまいます。基本的に、1人増えるごとにお湯の量が150[ml] 、茶葉の量を1[g]増やすと覚えてください。高専生らしく数式で表すと
紅茶 = 150 × n + (n + 2)
n >= 2、nは人の数。みたいな感じでしょうか。
また、大体目分量で分かるでしょと思う方が要るかも知れませんが、意外とわかりづらいです。例えば、下の写真に1人分3[g]、2人分4[g]、3人分5[g]を量って比べてみたのですが、今が何グラムなのかわかりづらいと思います。なので、できる限りが茶葉の量を量って紅茶を入れてください。
6. 茶葉の選び方
紅茶っていろんな種類があって、お店に来てみたはいいもののどれ買っていいかわからない。こんなふうに思っている方は結構多いと思います。そこで、できる限り自分で好きな紅茶を選べるように軽く、茶葉についても話していきたいと思います。
紅茶には大きく分けてアッサム種と中国種という2種類に分かれます。簡単に分けると、アッサム種は渋め、中国種はスッキリと覚えていただければわかりやすいと思います。実はこれだけでも結構自分の好みの紅茶を選べると思います。渋めの紅茶の方が好きだなと思う方は、アッサムやウバ。渋いのが嫌いという方は、ダージリン、キームン、セイロンなどを購入して飲んでみてください。そこから、自分の好みの紅茶を選んで行って貰えば幸いです。
もう少し、踏み込んでみたい方は紅茶の取れる時期なんかにも気をつけてみて購入してみてください。紅茶には取れる時期によって、味、香や水色などかなり変わってきます。春頃に摘まれた紅茶をファーストフラッシュ、夏頃に摘まれた紅茶をセカンドフラッシュ、秋ごろに摘まれた紅茶をオータムナルと言います。ダージリンは季節によってかなり変わるので、興味がある方はぜひ飲み比べてみると面白いかも。